「怒られたわけじゃないのに、つらい」──静かに心が削れていく新人看護師へ。その涙は、ちゃんと成長してる証拠

悩める人向け
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新人看護師のみなさんこんにちは。
早いものでもう6月ですね。
あっという間に中央での研修も終わり、今は現場での仕事の毎日。
きっと毎日、数えきれないほどの指導を受けていることでしょう。

もちろん、怖い先輩ばかりじゃない。
怒られたわけじゃない。
厳しい言葉を投げられたわけでもない。
ただの、ごく「普通の指導」。

それだけなのに、心って、静かに削れていくんですよね

疲れて、すり減った心の中で、不意にドカンと一撃がくる。
その瞬間、堪えきれずに涙が流れてしまう。

そんな日、ありませんか?

私は、あなたたちを見守る立場の先輩ナースです。
指導する時、私はいつも細心の注意を払っています。
「どうかこの子が、不要に傷つきませんように」
そう願いながら言葉を選び、口調に気を付け、表情にも注意を払います。


しかしそれでも、限界が近づいていること… あるんですよね。

先輩ナースたちはよくこう言います。
「怒ってないからね」
「言われてるうちが花だよ」

──うん、頭ではわかるんです。
でも、心がその言葉を受け止める余裕がないんです。


ただでさえ疲れているのに、追い打ちのように積み重なる「普通の指導」。
そのひとつひとつに、心がギュっと締め付けられていく。


クタクタにすり減って「自分はこんなにも出来ない人間だったんだ…」
と、そんな風に思ってしまう。

「先輩が丁寧に教えてくれてるのに、うまくできない自分が嫌」
「指導をされても成長できない自分が情けない」
「ミスばかりで、人の命を預かるこの仕事が向いていないんじゃないか」

そんな気持ちを知らないうちに抱えていませんか?

だから、0.2おに歩先をいくナースナースは伝えたい。

今日も仕事に来てくれて本当にありがとう。
震える手でワークシートを持って、うまく出てこない言葉だけど一生懸命報告してくれたね。
分からないことにも向き合って、一歩ずつ進もうとしてくれたね。

4月からの2カ月、本当によく頑張ってるよ。
2カ月の前のあなたとは見違えるように成長してること
私はちゃんと気づいてるよ。
昨日も今日も、めげずに病棟に立ってくれたからなんだよ。
その姿勢が、あなたをここまで連れてきてくれたんだよ。

それは本当にすごいことなんだよ。

全部、完璧にできなくていいんです。
指導されて、無駄にへこまなくていいんだよ。
辛くなったら泣いたっていい。
ここで弱音を吐いていったっていい。

それでも今日、あなたが一歩を踏み出せたのなら。
あなたはもう、誰かの命を守れる人になってるんだよ。

だから、大丈夫。
あなたは、ちゃんと前に進めてるよ。

明日も、一緒に頑張ろうね。

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